作り方
刺身の盛り合わせの名脇役で、刺身にあしらうものを「つま」といい、なかでも野菜を細かく切ったものを「けん」と呼びます。
主に野菜(大根、人参、きゅうりなど)や香草(青じそ、ムラメ、紅立など)、食用花(菊花、花穂、花つききゅうりなど)、海草(おごのり、トサカノリ、海ぶどうなど)を使用しますが、器とのバランスや季節感、彩りなどを考えて、盛り付けます。
飾り切り
<唐草大根>
- 大根の茎を7cmの長さに切って葉を除き、包丁を寝かせて端からななめに深い切れ目を入れていく。
- 切り離してしまわないように気をつけ、全部で4~5本ほど切れ目を入れる。
- 縦に3~4つに薄く切り、切ったらすぐに水につける。
- しばらくすると茎が丸まって切れ目が開く。取り出して水気を拭き、刺身に添える。
<末広胡瓜>
- きゅうりを5cmくらいの長さに切って、根元1cmを残して縦に7本に切り分ける。
- 1本おきに輪を作るように刺し込み、5分位水につけて完成。
<松葉人参>
- 人参を短めの短冊に切り分ける。
- 両端から3分の1の幅で縦に切れ込みを入れる。(切り離してしまわないこと)
- 松葉が重なるように組んで完成。